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映画『幸せへのキセキ』を観た

2016 年 5 月 6 日


TSUTAYA DISCASのDVDレンタル定額プランで、『幸せへのキセキ』(2012年公開)を観ました。

映画『幸せへのキセキ』

画像:映画.comより

4年ほど前に公開された映画なんですが、DISCASの定額レンタルの旧作借り放題を利用して借りてみましたよ。

これは、イギリスでの実話をベースとして作られた作品でして。

邦題の“キセキ”というのは、“奇跡”と“軌跡”をかけたものと思われ。

どちらが良いというわけではありませんが、原題は原作本と同じく“We Bought a Zoo(動物園を買いました)”というシンプルなもので。

映画自体も、ユーモラスな場面を交えたシンプルで心温まるストーリーになっていますよ。

主人公はベンジャミン・ミー(マット・デイモン)という、妻を亡くして間もないフリーのジャーナリストです。

仕事もうまくいかず、住み慣れた街は亡き妻の思い出を蘇らせるばかりで悲しみが癒されることもありません。

ついに彼は2人の子供を連れて街を離れ、心機一転やり直すことにします。

不動産仲介業者に連れられていろいろな家を見て回り、まさに理想的と思える物件に出会うのですが。

何とその家には、古びて廃園寸前で今は閉鎖中の動物園が付属してたんですね。

まさか動物園付きの家には住めないと断りかけた彼ですが、幼い娘が無邪気に喜ぶ姿を見て購入を決めてしまいます。

そしてボロボロの動物園を見捨てることなく、再度の開園を目標に建て直しを始めるのです。

しかし動物園の飼育係たちは、まるきり素人のベンジャミンを信用できません。

ちょっとした気まぐれで始めただけで、すぐに投げ出すに決まってると疑いの目で彼を見ます。

飼育係の責任者ケリー(スカーレット・ヨハンソン)に、

「なぜ、この動物園を買ったりしたの?」

と聞かれたベンジャミンは、少し考えた後フッと小さく笑って、

「いけない?」

と短く答えるのでした。

やがてケリーを始めとした他の飼育係たちも、ベンジャミンに心を開いて動物園再建に力を合わせるようになります。

ところが様々なトラブルが起こり資金も底を付いて、動物園とベンジャミンは窮地に。

はたして彼はこの動物園を開園に導けるのでしょうか、といった流れでストーリーは進んでいきます。

そしてこの映画は動物園の修復を描くと同時に、父と子の関係の修復も描いています。

妻を亡くしたベンジャミンは悲しみのあまり、同じように傷付いている息子のことを受けとめてやることができませんでした。

年頃の息子は反抗期も重なって、父親に自分の悲しみをうまく伝えることができません。

そんな2人の間の溝が、動物園再建の過程で埋められることになるんですね。

さらにはその息子と、食事係として動物園を手伝っているリリー(エル・ファニング)との間や。

そしてベンジャミンと飼育係の責任者ケリーとの間の、淡い恋愛模様もサイドストーリー的に楽しめるようになってますよ。

動物園の話ですからクマやトラなんかも出てくるので、動物好きの方ならその辺も見所となるでしょう。

ベタで王道のような人間ドラマで、フワッと心が温まるような気分を味わいたい人におすすめしたい映画ですね。

ほんの「20秒の勇気」を出して、鑑賞してみてはいかがかと。


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