今年も、ラジー賞のノミネート作品が発表されまして。
ラジー賞ってのはゴールデンラズベリー賞の通称で、アメリカでアカデミー賞の前日に決定される映画の賞なんですが。
アカデミー賞が、評価の高い映画に贈られるのに対しまして。
ラジー賞は、もっぱら評価が低かったり制作費の割に出来の悪い映画に贈られたりするものなんですね。
ということで今年のワースト作品賞としてノミネートされたのが、以下の5作品なんですが。
・ファンタスティック・フォー
・フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ
・ジュピター
・モール・コップ ラスベガスも俺が守る!
・ピクセル
この5つの内3つの作品を劇場で観て、けっこう面白かったと思ったオレとしましては「え、何で何で?」って感じなんですよ。
その3つというのが、「ファンタスティック・フォー」と「ジュピター」と「ピクセル」なんですが。
まずは、「ファンタスティック・フォー」。
これは、マーベルコミックのスーパーヒーロー映画で。
2005年に映画化されて、2007年に続編も作られたた作品をまた新たにリブートしたものでして。
前作がけっこう好きだったんで、それを全部捨ててしまうことを残念に思いつつ観に行ったんですが。
さすがに10年経つと映像技術の進歩が凄まじくて、画面の迫力や描写スケールの違いに圧倒された作品だったんですね。
やはりキャラクターは前作の方が好みなんですが、それでもこの新シリーズの続編を期待しつつ劇場を後にしたんですよ。
それから、次は「ジュピター」。
これは簡単に言うと、SFシンデレラストーリーと言いますか。
「今の不幸な境遇の私は本当の私じゃなくて、実は某国のプリンセスの私をいつか白馬の王子様が迎えに来てくれるのよ」
的な、中二病女子が描く妄想をSFテイストに味付けしたような映画なんですね。
筋書きもツッコミ所が多くて、そういう意味では駄作と言われても仕方ない感じなんですが。
でも事前に詳しい情報を得ることも無く特に大きな期待もしないで観のが良かったのか、ソコソコ楽しめたなという印象だったんですよ。
ですから、最悪の映画を表彰する賞にノミネートされるほど酷い映画じゃなくね?とか思うんですがね。
最後に、「ピクセル」ですが。
これは、昔々のアーケードゲーム黎明期のゲームを3D映画にしたというような作品で。
その頃ゲームにはまってた世代には、かなりムネアツな映画なんですが。
いろんな昔のゲームキャラが出る中、「パックマン」と「ドンキーコング」くらいしか知らないオレでもけっこう楽しめたんですよね。
SFコメディー風なストーリーも、ナカナカ笑えて面白かったんだけどなぁ。
というわけで残りの2作品は観てないんですが、上記の3作品が駄作のように言われるのが不思議でしかたなくって。
やっぱりオレの映画に対する鑑賞眼は、どこか間違ってるのかな・・・とか思ってしまった今日この頃です。