休日の今日は久しぶりに渋谷に来まして、ついでに甘いものをと東急東横店の地下にある東急のれん街へ。
その一番奥のほうと言いますか、西の端のほうに「ビアードパパ」がありまして。
のぞいてみると、これまでに見たことの無い「桜餅シュー」(税込み320円)なるものが期間限定商品として販売されているのを発見。
そう言えばこの春は桜餅を食べる機会がほとんど無くて、桜餅に対する思いが残ったまま春が通り過ぎようとしてたんですよね。
同じ季節モノの苺大福は、冬に始まって春になっても割と長く見かけるんのにもかかわらず。
桜餅はまるで桜の花のように命が短くて、4月になるとすぐに柏餅に駆逐されて店頭から姿を消してしまうモノでして。
そんなオレの気持ちを知るかのように現れた「桜餅シュー」ですから、これは是非とも買わないわけにはいかないなと。
同じく期間限定の「ミルクシュー」と一緒に、迷うことなく買って帰りましたよ。
というわけで消費期限が購入当日までなんで、帰って早速食べることに。
「ミルクシュー」のほうは名前のとおり、ミルク感の高いクリームを使った美味しいシュークリームでしたが。
今回はそちらについては軽く流させて頂きたく、ご了承ください。
さて注目すべきは「桜餅シュー」ですが、「ビアードパパ」の通常のシュークリームとは形状が違ってまして。
シュー生地を2つに割って、その間にクリームが挟まれてる形になってますよ。
そしてそのクリームの上には、桜餅には欠かせない桜の葉の塩漬けが乗ってますね。
さらに下の生地を割ってみますと、中には餡子が入ってまして。
それはもう感心するくらい、シュークリームによる桜餅の再現にとてもこだわった作りをしています。
食べてみると生地の蓋になってる上の側は、餅を思わせるような弾力のある食感で。
それとは焼き加減の違いのせいか、下の側の生地はサクサクとしたパイ生地のような口当たりを感じます。
中にコンモリとモンブランのように入れられたクリームは、当然と言うべきか桜の風味のクリームでして。
これに桜の葉の香りと味わいとがミックスされて、まさしく桜餅を食べているかのような印象ですね。
奥に隠された餡子も桜餅らしさを演出する必須アイテムとして、その存在感を良い具合に主張してます。
思った以上に桜餅への思いを満足させられた、「桜餅シュー」でしたよ。
おそらく販売期間は間もなく4月いっぱいくらいで終了となるんでしょうが、来年登場したらまた食べてみたいと強く思いました。
ところでナゾなのは、この「桜餅シュー」が「ビアードパパ」のWEBサイトのどこにも記載が無いことでして。
渋谷の「ビアードパパ」限定の特別な実験販売だったのか?とか思ったのですが、今でもその真実は分からないままです。