仕事帰りに渋谷のヒカリエに寄ったんですが、期間限定で「アトリエ・ド・フロマージュ」が出店してるのを見つけまして。
あーここのマスカルポーネ・シューが美味かったな、とか思い出してのぞいてみたんですが。
出店期間最終日のしかも閉店近くの時刻だったせいか、シュークリームの姿は見えず。
んで何か他のものでも・・・と目についたのが、この「自家製カマンベールのアップルパイ」です。
実は昔はアップル・パイはそれほど好きじゃなかったんですが、いつだったか「マミーズ」というお店のアップル・パイを食べまして。
それがパイの中にカスタードクリームが入ったんですが、衝撃的に美味かったんですね。
んで「おぉ!アップル・パイってけっこう美味しいのもあるじゃん」と開眼してから、たまに目につくと買ってみたりするんですが。
今回のは商品名に「カマンベールの」とかついてて何やらチーズを使ってるらしく、変わったアップル・パイだなと気になったんですよね。
しかも通常2,520円のところを閉店時刻が近かったせいでしょうかね、値引き価格の2,100円で売ってたんですよ。
これはラッキーかも?いゃ天が買えと言ってるかも?と、シュークリームの代わりにそれを買って帰った次第です。
箱を開けると、長さ16cmほどのアップルパイが入ってますよ。
普通のアップル・パイは円盤状だと思うんですが、これはパウンド・ケーキのごとく四角いブロックタイプの形状なんですね。
取り出してみると、まさにパウンド・ケーキに使うような紙型に入ったままのアップル・パイが登場。
チーズを使ってるってのも珍しいですが、この形もアップル・パイとしては珍しいんじゃないでしょうかね。
さて型紙の中のアップル・パイをナイフで切り出しまして、皿に置いてしばし観察。
どうも煮リンゴの下に、ケーキらしいものがが入ってるように見えます。
パクリと食べてみると、リンゴの甘酸っぱさとそのケーキらしきものの甘さとが絶妙に調和してかなり美味いです。
あーまた美味しいアップル・パイが新たに見つかったぞと、嬉しくなりましたよ。
これは、もしかしたらチーズケーキですかね。
確かじゃないんですが、チーズケーキの上に煮リンゴを乗せてそれをパイ生地で包んで焼き上げたんじゃないでしょうか。
オレの貧弱な表現力ではこの味わいを何て説明していいか分からないんですが、何しろ絶妙に美味いんですよ。
とにかく甘くてジューシーで、そしてリンゴの程よい酸味と風味もシッカリ味わえるんです。
ただ惜しむらくは、チーズの香りや味わいがまったく感じられない。
うーん・・・オレの味覚が鈍いせいかも知れませんが、せっかくの自家製カマンベールが味わえないのはやや残念かな。
もしかしたら、ひそかに隠れた隠し味として効いてるのかも知れませんがね。
まーでも、とにかくトータルでアップル・パイとして美味しいので良しとしましょう。
あとは、チト値段が高いかな。
とはいえカマンベールチーズってのがけっこう高価だから、仕方ないと言えば仕方ないか。
それから中に入ってたリーフレットに、「スライスして切った面をフライパンであぶると美味しい」とありましたが。
面倒くさいのでレンジでチンしたら大失敗、温め過ぎて中の水分が滲み出してグズグズになってしまいました。
フライパンやオーブンとかなら良いのかもしれませんが、電子レンジは加減が難しいのでやめといた方がが吉かと。
もちろん、温めなくても十分に美味しいですから。
「アトリエ・ド・フロマージュ」は本店が長野にあって都内だと南青山にレストランがあるらしいんですが、このアップル・パイがそのレストランで販売されてるかどうかは残念ながら不明です。
楽天のサイトからネット通販でお取寄せもできるようなので、気になった方はそちらもご確認あれ。