近所のスーパーマーケットで見つけて、買ってきたものです。
福井は「松岡軒」の、「羽二重餅」(20枚入り630円)。
知りませんでしたが、「羽二重餅」ってのは福井県の銘菓なんだそうですね。
他の地方でも「羽二重餅」は作られたりしてますが、元より羽二重織りの名産地である福井から「羽二重餅」が生まれたというのは納得できる話です。
そしてこの「松岡軒」が、どこよりも最初に「羽二重餅」を作った元祖であるとのこと。
1905(明治38)年に考案・命名し、品評会にも出品したのが最初の「羽二重餅」だそうで。
ところが・・・実は他にも「羽二重餅」の元祖とされているお店がありまして、「錦梅堂」というお店なんですが。
こちらは1847年と江戸時代ですから時代をうんとさかのぼって、当時の越前福井藩主に献上したのが最初の「羽二重餅」とのこと。
はたしてどちらがホント?とか思ったりしますが、正式な資料も残っておらず結局のところ不明というのが実際らしいですね。
まぁ説はいろいろあれど元祖だの本家だので争ったりしないで、それぞれがオリジナルの「羽二重餅」を作っていけば良いものは残っていくでしょうといった感じのようです。
まぁ泥臭い話にならないのは、羽二重の品の良いイメージにも合ってて良いなーとオレは思ったりするんですがね。
それはともかく、今回は「松岡軒」のほうの「羽二重餅」です。
このてのムニムニした食感の食べ物は大好きでして、確かずっと以前にも食べた記憶があるんですが。
今回はたまたまスーパーマーケットの売り場で見つけて、つい手に取ってしまいました。
賞味期限まで1週間ほどあったんですが保存料など添加物を使ってないものだし、なにしろ餅系ってやっぱ早めに食べたほうが美味しいような気がしまして。
帰ってすぐに開きましたよ、真っ白なパッケージに真っ白な「羽二重餅」がズラリ。
簡易的な厚紙包装の中はプラスチックの密閉パッケージになってまして、それをペリリと開けます。
食べやすいように木製のスティックが付いてるところも、気が利いてて嬉しいです。
サイズはトランプ・カードの1/4より少し大きいくらいでしょうか、2枚が1組になって収まってますね。
1枚ずつスティックで突き刺して持ち上げ、口へと運びます。
これこれーこれです、このムニムニした食感がたまりませんよ。
でも表面が溶けてなめらかになるせいか、ついツルリンと飲み込んでしまいます。
いかんいかん!もっとムニムニ感を楽しまなきゃ、ともう1枚を口へ。
ムニムニ・・・ツルリン、いかんいかん!ともう1枚。
以下リピート、というわけで20枚をあっという間に食べきってしまいました。
20枚なんて、ホントあっという間ですよ。
でも、ムニムニ感をまずまず楽しむことができて満足です。
まぁ味は甘いだけなのでヤッパリ単調な感じはしますが、ムニムニ食感好きの人にはオススメでしょう。