先日、久しぶりに東京駅まで晩ゴハンを食べに行きました。
いやーちょっと財布の中身が寂しいもんで、Suicaを使って食事をしようという魂胆です。
そして、八重洲口側にあるキッチンストリートまで足を運びました。
どこにしようかと歩き回ったんですが、“伊”か“和”かチョット迷って“和”にした結果「けやき」という天ぷらのお店をチョイス。
店内に入ると、1人なのでカウンタに通されました。
調理場をL字型に囲んだ9席ほどのカウンタには、1人客とカップル風の男女の先客。
そのほかには4卓ほどのテーブル席の半分が埋まっていて、奥に個室風の席もあるようですね。
夕食時の割には客入りは少ないほうで、ノンビリ食事がしたいオレにとっては都合が良い状況です。
メニューを見ると「店長おすすめの天丼」なんてのがあって迷ったんですが、今日は丼ではなく天ぷら定食にすることにしました。
そこで選んだのが「特選天ぷら定食」(1,500円)、ちょうど上・中・下の中くらいの定食ですね。
それから、もちろん生ビール。
これはジョッキではなく、グラスでやってきました。
ビールを飲みながら待っていると、お客さんが少ないせいか思ったより早めに定食が運ばれてきましたよ。
おー久しぶりに天ツユで天ぷらを食べるなー、いつも天丼ばっかだからな。
定食のお膳には天ぷらの盛り合わせのほかに、天ツユとご飯・味噌汁・サラダ・それから小鉢が乗っています。
天ぷらの盛り合わせの内容は、海老×2・レンコン・にんじん・キス・さつまいも・ナス・大葉の天ぷらですね。
メインの天ぷらの前にまずは、ビールのつまみとして小鉢に箸をのばしました。
何だか中身の正体が不明なんですが、ナス・きゅうり・えのき等の入った煮びたしのような感じです。
薄味なのでビールにはあまり合わないようにも思いますが、でも美味しいですね。
前菜よろしく、パクパクッと全部食べてしまいました。
さぁ、いよいよ本命の天ぷらにいきましょうかね。
まずは海老を天ツユに浸してパクリ、サクサク。
大きさは並程度ですがが、十分海老の風味と揚げたての衣の食感が楽しめますね。
ビールをグビグビ、いゃーさすがに天ぷらはビールに合います。
と・・・ここで、卓上に3つ並んだ調味料入れに目がとまりました。
素焼きの小さな容器のフタを取ってみると、中は3種類の塩のようです。
緑・茶・白の3色の塩は、それぞれ抹茶塩・カレー塩・普通の塩です。
このカレー塩っていうのは見たとき見当がつかなくて食べてみて分かったんですが、初めてお目にかかった調味料です。
それで、これが実に美味い。
何だろうと思いつつ天ぷらに振りかけて食べてみたんですが、その香ばしさとカレーの風味が何ともスパイシーで美味しいんですよ。
天ぷらの半分以上を、このカレー塩で食べてしまいました。
オレは初めてだったんですが、どうやら天ぷらにカレー塩っていう食べ方はそれほど珍しいものではないらしいですね。
しかもカレー粉と塩を混ぜるだけで作れるらしいんですが、コレ考えた人天才。
うーん、オレの中で新たな食の世界が広がってしまいましたよ。
そんなこんなで、天ぷらを美味しく完食。
久しぶりに天ツユで食べた天ぷらと、初めてカレー塩で食べた天ぷらは実に美味しかったです。
それで最後にサラダを食べたんですが、これがメニューを見てみると「三代大根サラダ」ってなってます。
・・・「三代」って、何?
調べてみたんですが、けっきょく分かりませんでした。
まぁ名前はナゾでしたが、普通に刻んだ大根のサラダで美味しかったですよ。
てなわけで、美味しくユックリ食事をして店を出ました。
会計は、もちろんSuicaで。
店員さんは皆すごく感じの良い接客で、とても気持ち良かったです。
まめに客席に気を配って、ご飯のお代わりなどをすすめていましたし。
あーそう言えば、ご飯の大盛りやお代わりは無料らしいですね。
ご飯をガッツリいきたい人には、うれしいサービスです。
ただこのエリアの他の店もそうですが、場所がら価格帯が多少高めなのはまー仕方ないですね。
その辺を納得しておけば、東京駅で天ぷらを食べたいときにまた選んでもいい店だなと思いましたよ。