「はらドーナツ」ではなくて、「はらドーナッツ」なんですね。
一般的には、「ドーナッツ」よりも「ドーナツ」のほうが多数派のようですが?
ミスドも「ミスタードーナツ」だし、いまだに行列のアレも「クリスピークリームドーナツ」ですから。
あ、ドッチでもいーですか、そーですね、はい。
さてこの「はらドーナッツ」ですが、神戸に本店があるドーナツの専門店です。
本店は去年(08年)5月のオープンだそうで1年ほどしか経ってませんが、すでに都内に9店舗も展開してるんですよねースゴイもんです。
本拠地の関西よりも、関東地方に店舗が多いんですよね。
日本の首都たる東京を攻略(?)して、いずれは海外進出を視野に入れてるんだそうですよ。
やっぱ、スゴイです。
日本のクリスピーみたいに、ニューヨークあたりで行列を作るような店ができるといいですね。
さて、ここ阿佐ヶ谷店は吉祥寺店に続く都内2店舗目のお店です。
【Update(追記)】───
阿佐ヶ谷のはらドーナッツの店舗は閉店して、現在はありません。
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吉祥寺店がオープンしたときは、そりゃもー瞬く間に行列のできるドーナツ屋になったもんですよ。
阿佐ヶ谷店も吉祥寺ほどは目立ちませんでしたが、当初はけっこうな行列ができたそうです。
でもさすがに最近は、やや落ち着いてきたようですね。
そこで、ようやく買ってみることにしました。
祝日の昼過ぎですが・・・行列はありませんね、しめしめ。
白を基調としたシンプルで小さな店にドアは無く、オープンな店構えです。
ショーケースに並んだドーナツは10数種類ほどもあって、選ぶのに迷ってしまいますね。
目の前で待ち構えている店員さんに軽いプレッシャーを感じながらも、じっくり品定めして4種類をチョイス。
「はらドーナッツ」「チョコ」「ホワイトチョコ」「抹茶」を1つずつの、計4つです。
「はらドーナッツ」という店名そのままのドーナツは、他のドーナツのベースとなっているプレーンタイプのようです。
「チョコ」と「ホワイトチョコ」は、プレーンタイプにそれぞれのチョコがけになってますね。
「抹茶」は季節限定シリーズの1つで、有機栽培の抹茶をフレーバに使ってあるそうですよ。
抹茶風味はさほど強くありませんが、有機栽培ってのがコダワリですね。
そんな有機栽培のみならず、ここは安心できる美味しさに配慮したコダワリがいろいろあるとのこと。
まず防腐剤・保存料が、不使用ってのは嬉しいです。
それから小麦粉等できるだけ国産品を使い、上白糖の代わりに三温糖を使って糖分控えめなのも良いですね。
ベーキングパウダーも、アルミニウムフリー(焼きミョウバン不使用)だそうですよ。
一時期は脳への影響等が問題視されたアルミも、現在ではあまり気にする必要はないという説が主流です。
ですからアルミを含まないから健康に良いとは言えないでしょうが、個人的には使わずに作れるものなら無いほうが好ましいですね。
とにかく、そんなコンセプトで作られたドーナツは非常にシンプルな風味です。
かなり薄味と言っていいかも知れませんね。
もしかすると、砂糖タップリでリッチフレーバに作られたドーナツに慣れ親しんだ舌では、物足りなく感じるかもしれません。
食感もフンワリというよりは若干硬めで、ムッチリとした噛み応えを感じます。
人によっては、あまり美味しくないと感じてしまうタイプのドーナツとも言えそうです。
あるいは「こんなのアタシにだって作れるよ!」って感じ。
まぁそれくらいシンプルで、ウチで作った感のあるドーナツなんですよ。
「アタシにだって作れる」方は自分で作って頂いて、オレなんかは自分じゃ作れないので買って食べます。
ミスドのドーナツもクリスピー・クリームも、美味しいとは思いますよ。
でも、よく食べるドーナツとして選ぶとしたら、やっぱ「はらドーナッツ」のほうを選んでしまうでしょう。
あーそれから油っぽいという評価も多少見受けられるようですが、揚げドーナツですからある程度は仕方ないんですよね。
油がシッカリ切れるまで置いておけばいいんですが、まぁ揚げたての美味しさを取るか油切れを取るか悩ましいところです。
まーとにかく、オーガニックとかロハスとか健康的生活なんかに関心のある人にはおすすめでしょうね。
手土産にも、良さそうですよ。